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『車でぐるり旅、 関西・中国・四国へ! 其の七』の話

3日目。奥津荘を出てすぐのところにある道の駅「奥津温泉」へ寄りました。
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朝一でこーんなにたくさんの新鮮野菜がたくさん!きっと近場で収穫されたものなのでしょうね。もしこれが帰路だったら買って帰りたかったわ。
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とても整然と商品が並んでいます。きれいにしててエライなぁ。掃除、見習わないと!(笑)
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まいまいマンからのお願いごと。頼もしいネ!
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もっちが行きたい場所までずーっと山道を進みます。ものすごく山ばかりのところもあれば、急に集落が現れたりと、山道もくるくる景色が変わって楽しいものです。向かっているところは鳥取県です!
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突然こんなインターナショナルっぽいのが出現!姉妹都市とか?何なのでしょうか。
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山も多いけど空も広い!開放感いっぱいです。
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もともと車の通りは少なかったけれど、次第にだーれもいなくなりました。ガラーン・・・
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ここが我々の目的地です。古めかしいどっしりした鳥居が迎えてくれたよ。
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三徳山(みとくさん)と読みます。
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ここには三佛寺(さんぶつじ)というお寺があり、もっちが行きたがって仕方なくなっちゃったとこ。なんだか全てがコケむしててあまり細かく手を加えていないようなお寺で風流ですよね・・・でも・・・寺社オタクな私なのにここは行きたくなかった(; ;)
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でもオットが行きたい行きたいって言うし、そうなったらやっぱり行ってあげたくなる・・・とりあえず上に行ってみよう!でも、奥の奥までは行かないよってことは、ここに行くと決まってから口をすっぱくして伝えてありました。
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上の方にある本堂に到着するまでにも、いくつかお寺があります。どれも時代が古そう。四国のお遍路さん以外にも中国地方の巡礼もあるんだね。ここは43番目の札所だそうです。
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ふむふむ、なかなか静かでいいお寺じゃない。お地蔵さまがきれいに並んでいる。
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ぐるぐる回すと厄除けになるそうです。2人ともしっかりやっておきました!今年1年、また今日これからくる受難をうまく避けられますように・・・
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静かにたたずむ木々。直線が意思の強さを感じます。
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石段をどんどん上がっていき、もうすぐ本堂です。後で知ったのですが、これらの石仏さまたちはお寺の住職さんの手作りだそうです。
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目の前の階段をあがって行くとやっと本堂に到着!ふぅ、さすがに疲れたわ。
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本堂は改築工事をしていたので、プレハブみたいな建物に仏さまなどがうつされていました。中ではお祓いの祈祷がなされている最中でした。
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ここ・・・ここが私がしつこくしつこく行きたくないと言っていた奥への入り口です。入峰修行って書いてあるでしょ。しゅ、修行?!しかも、写真では読めないけど、奥の張り紙には「1人での入山禁止」って書いてあるの。奥津荘のPCでもっちが見つけたここ三徳山三佛寺では、本堂の奥に投入堂(なげいれどう)というお堂があり、そこへたどり着く道のりがとても険しいので「修行」とされていて、危険なので1人での入山は禁止。入山する時には入山届けを出して戻ってきたら下山届けを出すという徹底管理ぶりなの。それほどまでに危険ってこと。数年前には実際に滑落して亡くなった人がいたそうです。服装も厳しくチェックされて、HPによると私の手持ちの服や靴だとどれもダメだったみたいで、もっちもそれを承知していたの。それじゃあ投げ入れ堂までは行けないねって。
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しかし・・・本堂の前でお寺の紹介ビデオとか見てると(投入堂への道のりの険しさを映像で見させられて私は身震いするばかり。もっちは更に行きたくて仕方なくなった模様)、下山してきた人たちが数人本堂の前に集まってきた。よく見ると子供もいる・・・?!小学生ぐらいの男の子です。いやいや、紹介ビデオでは大人もかなり危ない思いをしていくような内容じゃなかったっけ。もっちは私の目を見て、やっぱり(子供でも行ける程度みたいだけど)行きたくないよね??って残念そうな様子(^^;) ・・・そんな目で見られたらオットの願いにさすがにノーとは言えなくなってしまい、観音さまも守ってくださるだろうと信じて入山することにしました。
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受付でお寺の住職さんたちに服装と靴のチェックをしてもらうのですが、「HPで見た限りふさわしくないって書いてあった服装だし、きっと断られるだろう・・・!!」とかすかな希望を持っていたのにも関わらず、私をひとめ見て、「大丈夫、行ってらっしゃい(^^)」だって。ほんとうに??大丈夫なの??却下されると信じていたのに。それを聞いたもっちは、「よかったねー、大丈夫じゃん!さあ行こう!!」ってやる気が更に増大しているし。仕方ない、安全を祈願しながらたすきをかけました!
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貴重品は受付で借りられるリュックに入れます。大きなカメラは置いて、小さい方を持っていくことにしました。あとタオルを2人で1つ、白い手袋はそれぞれ買いました。
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タオルを巻いて手袋をしっかりはめて、リュックはもっちに背負ってもらい、いざ出陣!!もっちはワクワク、私はものすごくドキドキです。
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木の根っこがたまにじゃましますが、一応道があるのでこんなぐらいなら大丈夫。
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これも・・・一応道なのでダイジョブ。根っこと根っこの段差を上がります。写真じゃ分かりにくいけど、結構段差があるの、コレ。
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あ、小さな祠がありました。とっても小さな鳥居が描かれていてかわいい。
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木の根がぐぅぅーんと伸びて道を狭くしていて、根が群集しているとこをヨイショ。こんな歩きにくい道が続きます。がんばって進みましょう。
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下から登ってきたところを上から撮ってみました。段差もあるしもう道じゃないし・・・(。><。。)
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途中見つけた石仏。無事に上まで行けますように。
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こんなところを上がって行きます。根や岩(硬い土が固まってるだけかも)で足場になりそうなところ、手をかけられそうなところをひとつずつ探しながら上がります。この写真は実は上がっているところじゃなくて帰り道、降りているとこです。最初、この光景を目にしたとき、想像を超えた目の前の状況にあっけにとられて、恐怖で泣いてしまいました(; ;) 一方通行なので上から人が降りてくるときには下で待っているのですが、子供も降りてきていたので、「子供でも行けるんだ・・・」と一瞬勇気が沸いたけれど、すぐにそんなちっぽけ勇気はしぼんてしまって根っこに捕まりながらワンワン泣いてました(苦笑)
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途中までは根っこ、途中からは土に足場を探して進みます。これも降りてきてるところ。恐怖は降りる時に更に増大するのかと思っていたら意外になんとかなるもので、この写真はなんと笑顔でした(笑)もちろん怖いので一歩一歩ゆっくり進みますけどね。
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たくさんの人が同じところを足場にしているので、岩場には足の形のくぼみができています。手前は私のワラジ足。急なところを踏ん張って上り下りするので、足の指の先っぽはわらじからはみ出て土で汚れます。この日はたまに小雨が降ってたので汚れました。しかも、滑りやすくて緊張。こわかった・・・
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・・・と、ここまではもっちに誘導されながらがんばったのですが、残念ながら、私はこの急な岩を目の前にしてギブアップしてしまいました。岩を登るときに垂れ下がっている鎖をつかむので落ちることはないとは思うけど、もう限界ーー!岩の右側にはお堂があって、そこまで登ったら座ってゆっくり休めると言われたけれど、もう無理・・・(><)
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この岩の左側にはこれまた根っこで覆われた道(みたいなもの)が岩の上のお堂まで続いていて、どうやら上まで行けるようですが、写真では分かりにくいけれど、これもすごい急だし根っこ道の左側は崖になっているのを見てしまって背筋がゾゾ~~~。この根っこ道はGWなどの連休中に入山する人が多いときなんかに一方通行で帰り道として使われるとのことでしたが、この日は人が少なかったのでこちらから周る手もあったのです。(左の崖もやだし根っこ道もやだし、行くわけないよね・・・)
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ちょうど私がギブする~と弱音を吐いていたら、50歳ぐらいの夫婦が追いついてきて、もっちはその人たちと3人で頂上の投げ入れ堂を目指すことにしました(一人だと危険なので)。もっちが鎖を使って岩を登り、下にいる私を撮影。ピースなんてしてますがただのヘタレです(^^; 待っている間はほとんど人が通らず、一人で歌を口ずさんだりたまに足元からのぼってくるアリを追い払ったり、崖に目をやって背中がゾクゾクしたりしながらもっちを待っていました。
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ここからは一人で修行に出かけたもっちが撮影した写真が続きます!私が待っている岩の上にはこんなお堂があるらしい。
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もっと先に進むと鐘をつくこともできます。そういえば私が岩に座って待っていたとき、遠くから鐘のゴ~~~ンっていう音が何度も聞こえてきたなぁ。鐘があるって知ってたら、鐘つきのリズムをもっちと決めておけば良かったナ。ゴンゴンゴーーンと鳴らすねとか。そしたら遠くからでも、アレはもっちの音だなって分かったのにね(笑)
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これは馬の背・牛の背という道。山型の岩を滑らないように進んでいくんだって。左は崖なので気をつけて進まないと・・・!でも石にはコケが生えていて滑りやすかったらしい。とてもじゃないけど、ヘタレな私には無理だっただろうから待ってて良かったと思うよって後から言われました。
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またまたお堂が出迎えてくれてます。よく見ると岩を屋根のようにして大きなくぼみに建てられているんだね。
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小さな祠。私は実際に見てないのだけど、これも写真で見る限りかなり急なところに建てられています。祠が置けそうな岩を見つけてそこに何人かで運んだのだろうけど・・・大変だっただろうなぁ。
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こちらも別の祠。ちょっと見にくいですが、写真左端の道しるべに「投入堂 ←」とありますね。目的地はもうすぐだ!
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道しるべに沿ってぐるっと周って行くと突如目の前に現れるこちらが投入堂です!!急に目の前に出現するらしく、とてもびっくりして感動もひとしおだったとか。
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それにしてもこのお堂もどうやって建てたのでしょうね・・・??お堂をエイヤっと投入れてここにおさまったと言われているそうですが、そうでもしない限り普通の方法が思いつかない。足場を作るのも大変だし木を一本ずつ運ぶのも大変だし、ほんとフシギ!さすがに投入堂には入ることができず、下から見るのみだそうです。っていうかどうやって入るのでしょうね。
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投入堂に大感動しながら私の待つ岩場まで戻ってきたもっち(ものすごく生き生きしていた)と共に、下って行きます。帰り道も同じように大変だったけど、ちょっと慣れたのともう残されたのは下山のみと思うと、行きよりも恐怖は少なかったです。行きにこんな楽チンな道があったっけ?こわくてほとんど覚えていなかったようです(^^;
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じめじめした日陰にキノコが生えてました。それにしてもハデな色だなぁ~
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なんとか生きて戻ってきて一安心。本当に心から安堵しました。左の方にあるテントでそれぞれ色違いのおそろいTシャツをゲット。三徳山と大きく書かれた記念Tシャツです!
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お地蔵さんたち、見守っててくれてありがと。ちなみにこのお地蔵さんたちはとっても小さいんだよ。馬の像の下にちょこんとかわいく並んでいます。1人1人顔が違うね。
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下山の際には、おしりを地面につけながら一段一段降りてきたので、ジーンズは汚れちゃいました。こんなところまでおしりで降りるの?って途中で何度も笑われましたが、そうしないとコワイんだもん。
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下山直後の私の足。ものすごく汚れてしまい、洗うのが大変でした(受付に水道があるので洗えます)
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ほんとうにこのわらじにはお世話になりましたよ。お寺での手作りで使った後は持ち帰ることができます。小雨が降ったりしたため、湿った土がたくさんついていました。たまにとても滑りやすい箇所もあり、結構頑丈な靴を履いていたにも関わらずもっちは数回ズルってなってたけれど(運動神経がいいのでズルってなってもすぐに体勢を整えることが可能なヒトですが、見ている私はヒヤヒヤ)、わらじのおかげで私は一度も滑ることがありませんでした。昔の人の知恵には本当に脱帽です。
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手袋もまっくろ!どれだけ大変だったか分かる?!もっちの手袋はここまで汚れていませんでした。あんまり手をついてなかったのだね。
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本当に大変な体験でしたが、念願の投げ入堂を見ることができたもっちはいい笑顔でした(汗だくだったけど(笑)) 行ってよかったな。国宝ものだしね!途中でギブアップした私でさえもそう思える修行でした!
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やり遂げた感が大きくさわやかな気分で駐車場まで戻ってきたら、大きなクモをもっちが発見。虫が大嫌いなので真剣に弱ってました(笑)
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以下、次号へ続く!
by maropu21 | 2009-10-03 21:19 | 旅行 | Trackback | Comments(4)
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Commented by KIM at 2009-10-03 21:55 x
待ってました、この章。鳥取県まで行ったんだー!凄い遠イメージだわ。。(行った事ない!)

お疲れ様~~!読んだだけでも、凄いところだねぇえ~!?びっくり!モチ君、凄いね~!私も絶対へたれてると思う。笑 それにしても、こんな所があるんだねぇ。ホント、修行入山って感じ。どうやって、あんな場所に、建てたんだろう。。。建てたはいいけど、どうやって入るの??入るためじゃない?? 
しかし…わらじと、ジーンズ、手袋が、その大変さを物語っているけど、わらじってそんなに滑らないんだねぇ!さすが、昔の人達の知恵は素晴らしい!私も、わらじが欲しくなったわん。

何はともあれ、無事帰還できてよかったわ!本当にお疲れ様~!
Commented by maropu21 at 2009-10-04 11:48
後戻りも怖くてできないし、進むしかなくてどうしようもなかったよ~(>Σ<)飛行機に継ぐ怖さだね(笑) でも不思議と落ち着いた私もいて、多分高いところが少し苦手なんだろうなぁと自分発見もできたよ。もっちを待っている間も、崖が目の前だったから空が広くて綺麗な山々の景色が広がってるのだけど背中がゾワゾワしちゃって、見ちるな見るなって何度も自分に言い聞かせてた(笑)
それにしてもあのお堂は不思議よねぇ。
Commented by ぴー at 2009-10-06 16:42 x
入峰修行行ったきたんだ!!!
あれ、tvでもやってたの見たよ~
ほんと修行だわ・・・・・
でもでも、お疲れー! 必死なyouの姿が目に浮かんだ・・・・
確かに山は甘く見ちゃいけないんだよね・・・ほら、いろいろ事故も聞くし。。。怖い~
ほんとオツカレだに。。。

そして・・・・

まいまいマン!!
いいねー
君、いい味だしてるぞー笑


Commented by maropu21 at 2009-10-06 20:25
ぴーちゃん

行ってきたよ!!修行のあと、私はほんとうに身も心もクタクタになったけど、もっちはさわやかな青年みたいになってた(笑)また行きたいって。

でもさ~、私たち、一応新婚旅行なんだよね(笑)
普通の人たちは、きっとロマンティック(*^^*)な旅をしているだろうにねぇ。
ある意味、忘れられない思い出になったけどね!だからまぁいいかしらね!