菜花庵-nanohana.an

maropu.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

カテゴリ:茶道( 2 )

『初めてのお茶会~裏方ってこんなんなんだ』の話

今はいったん離れていますが、お茶を習いに行ってました。
師事していたお茶の先生がお茶会を開催することになり、
3年くらい前のことで恐縮ですが(^_^;)、その体験メモです。
ご興味あればどーぞ!


朝5時に起きて6時には美容室へ。
着付けとヘアメイクをしてもらいました。
着物をちゃんと着るのは20年ぶり!
とりあえず着付けてもらってから、いったんかなりのガニ股スタイルをして、歩きやすいようにします。
びっくりしたんだけど、ほんと、かなりガニ股なの!!いつもかわいらしい大学生の子もやってて、ちょっと面白かったわ。
f0036603_21523557.jpg


会場は東京のある茶寮にて。
①濃茶、②点心(ランチ…といっていいのかな)、③薄茶の3つのコースで12,000円也。
今回は200人くらい買ったそうです。 
それぞれお部屋も異なります。


濃茶は、お菓子+濃いお抹茶を数人で回し飲み。
点心は懐石料理。
薄茶は、お菓子+ふつうのお抹茶。
この写真は薄茶席のお点前用のお釜。
ここでポコポコとお湯を沸かします。
シーンとしているとお湯が沸く音が聞こえてくるよ。
f0036603_21562561.jpg



今回は、私の先生は薄茶席の亭主、濃茶は先生の大先輩(なかなかお目にかかれないほどの大先生なんですって!)が亭主でした。
濃茶と薄茶、より格式のあるのが濃茶なのです。
写真がいまいちですが、今回は長板総飾りのお手前です。
f0036603_21441519.jpg


突然ですが、ここでお茶ワードのコーナー!
茶道をやっていればよく使うので当り前の言葉だけど、入ったばっかりのときには、ハテナなものばかりでした。
初心のキモチを忘れないために書き記しておこうと思います(^^) 
ただ、当時は(今も)初心者なので間違った説明もあるかも。。。

●社中: 先生を筆頭とするその同門のこと。小林先生だったら、小林社中というふうに社中の前に先生の苗字を付けます。

●濃茶: 数人で回し飲みするお茶。数人分だし、「濃い」という言葉通りものすごーーーく大量のお抹茶を入れるので、めちゃくちゃ濃くて苦い味。「たてる」というより「練る」という言い方をするほど、お茶碗の中のお抹茶はねっとり&どろ~~っとしています。隣の人に回す前に準備された小さな布で飲み口を拭いて、直接手渡しします。あまりにどろ~~~っとしてるので飲み口にもべっとりとお茶がついて、気を付けないと拭くときに手が汚れちゃいます。

●薄茶: お茶杓(粉のお抹茶をすくうスプーンみたいなの)1杯半でたてる普通のお茶。おいしいです。カプチーノみたいに泡がのっかっていてとても美味しい。でも出来立ては結構熱いので、猫舌さんはツライ!だってあんまりフーフーできないものね←切実な悩み

●点心: 懐石料理。おいしかったよ~。写真撮るの忘れちゃったけど><

●水屋: お茶室の裏にある炊事場スペースのこと。水道や棚があり、お茶碗を洗ったり茶道具を置いたり。裏だけど、流しには竹などが使われていて備え付けも風流に。

●お道具屋さん: お茶碗など茶道の道具を責任持って扱ってくれる人。もともとは茶道具の販売店の方々でうちの先生はこのお道具屋さんから色々な茶道具を買ってます。お茶会では、水屋に待機していて使ったお茶碗などを洗ってくれたり、お湯を沸かしてくれたりとか全部してくれる。私たちが扱って高価なお茶碗なんかを割ったりしたら大変だものね。頼もしい存在!袴を身に着けてます。
f0036603_21533329.jpg


●正客(しょうきゃく): メインのお客様。一番の上座に座る。茶道に精通している人が座る。一番いいお茶碗でお点前する人がたてたお茶をいただける。

●次客(じきゃく): 正客に準ずるお客様。こちらもいいお茶碗でお茶をいただける。正客ぐらいに茶道の知識がある場合もあるけど、そうじゃなくても大丈夫。ちなみに、その次は三客。次客と三客まではお点前する人がお茶をたてて、いいお茶碗で出します。

●お点前: お客様の前でお茶をたてること。今回は先輩たちが数人で交代交代しながらやった。
f0036603_21543098.jpg


●半東さん: お点前の人の後ろに控えるお手伝いさん。お点前の進み具合で動くので、内容をしっている人じゃないと務まらない。こちらも先輩がやりました。

●お茶碗などの拝見: お茶碗とお茶杓(ちゃしゃく=お抹茶をすくうスプーン)には、作者や銘などいろいろといわれがあるので、お客はお茶を飲んだ後に近くで拝見することができる。それが楽しみのひとつ。主催者側の先生も「こんな素晴らしいお茶碗を出しているのよ」っていう見せる楽しみがありますよね。



先生は亭主(席主)なので、お点前はせずに、お客様たちにご挨拶をしたりお道具の説明をしたりします。
お点前は社中の弟子が行います。

お茶会の会場に到着して荷物なんかを戸棚に入れて、まずは写真撮影会~。
着物が着崩れる前に撮っちゃいなさいと先生がおっしゃるので、遠慮なくパシャパシャ撮りました(笑) 
また、立ったり座ったりの慣れない着物の所作やお茶の出し方などを先輩たちご指導いただきました。
そう、ただ撮影してただけじゃないのよ〜!
 
その後は正座して並んで座り、先生にご挨拶。
先生が「一期一会のお茶会なので今日は頑張りましょう」とお話をすると、先輩がそこですかさず「先生、本日はおめでとうございます」とご挨拶。
へぇ、おめでたいことなんだーとそこで初めて知るワタシ。。。
ははーーっと頭を下げて「おめでとうございます」と先輩に続きます。


◆水屋見舞い◆
ご挨拶が終わると、裏の方で先輩からバナナを渡されました。
むむむ、お茶会にバナーヌ??
どうやら、途中でおなかが空いてしまったときに小腹を満たすための裏方のおやつみたいです。
人数分持ってきてくれてました。
バナナなんて重いのに・・・ありがたいー。
またその他にもクッキーなどの洋菓子も先輩が用意してくれました。
下っ端の我々がバナナやお菓子などを1人分ずつに分けて、みんなに渡します。
先生にも「水屋見舞いでございます」と一言添えて差し上げます。
また、水屋でいろいろとお世話になるお道具屋さんにも「○○(←先生の苗字)社中の水屋見舞いでございます。本日は宜しくお願い致します」とご挨拶しながら渡します。
もちろん、そういうときは正座にお辞儀だよ。


その後しばらくしてお客様がお茶室に入ってきました。
我々は薄茶のお席を担当します。
さあ、いよいよお茶会の始まりです!
さて、お茶会と言っても、お点前もしない(=できない 笑)私たち下っ端は何をやるのでしょうか。
メインは「お運び」と「お茶碗下げ」です。


◆お運びとお茶碗下げ◆
お客様が揃うと、まずはお菓子を出します。
お菓子を食べている間に先輩のお点前が始まります。
お客様は15人くらいが1グループとなってお茶室に座っているので、3皿の菓子器に分けて、3人のお運びさんが運びます。
このお菓子のお運びの役は、ピチピチ女子大学生3人組が担いました。
お菓子を運び入れるのがお茶会のスタートなので結構目立つのよ。
だからかわいい若い子たちにお任せしましょう、と先生。
その後、お点前の人が入室してお点前スタート、半東さんも後ろに控えます。
しばらくすると、席主である先生が入室して、お客様にご挨拶。
お客様は15人くらいのグループが何組も何組もやってきます。
お点前する人が毎回15人全員にお茶を出すと時間がかかってしまって永遠にお茶会が終わらないので、最初の3人まではお点前がお茶をたてます。
残りのお客様のお茶は、裏で我々が一気にたててお客様に順々に運びます。
この裏でたてたお茶のお茶碗はすべて同じもの。運ぶときには古袱紗(こぶくさ=手のひらサイズのきれいな布)にのせて丁寧に扱います。
その時、すでに空になっているお茶碗があればそれを下げます。
最初の3つの特別茶碗は拝見が終わるまで残しておきます。
お運びもただ単に、お茶碗を運んでお客様に出すということではなく、ちゃんとお作法があります。


◆水屋でやること◆
今回はお茶席の座敷と水屋が一体化していて、屏風で2部屋に仕切っただけだったの。
なので、音には気を使いました。
話すときはものすごく小声でしなければなりません。
また水屋スペースは狭いので、待機中の弟子たちが入りきらない!
私たちも用事のないときには廊下に出てました。
ちなみに屏風は、俵屋宗達の作品とか。ほんと??←先生の屏風ではなく、お道具屋さんが準備した屏風です。
お茶会のスターター、お菓子も水屋で準備します。
f0036603_21565850.jpg



ある程度のことは下っ端でも判断して動いていいのですが、基本的には先輩の言うことは絶対です。
「お菓子を用意して」とか「今、点心食べに行っていいわよ」とか、これをこうしておいて、あれをああしておいて・・・ おしゃべりしてると怒られたり(子供みたいですが(^^;)もしましたが、、お菓子の器にのせる菓子箸は濡れタオルでくるみなさいとか、注意されたことは知っておくべきことばかり。
きっと先輩たちは大変だったと思います。

お茶会(お稽古でも!)で楽しみなのはお菓子。
今回は名古屋の和菓子屋さんのもので、栗を使った主菓子(おもがし=お茶などに使われる上品な和菓子)でした。
これがもうめちゃくちゃおいしくって、おかわりしたかったくらい!
個人的に秋っぽいお菓子ってあんまり興味ないのですが、これは本当においしかった!!

10時に始まったお茶会が終わったのは16時くらい。
最後の席には、お濃茶の方の社中のみなさんがいらっしゃいました。
(今回、薄茶は我々の先生が、濃茶は先生の先生が行いました)
人数が少なかったので社中から数人が同席することに。
先生にすすめられて私も薄茶席に入らせてもらいました♪
お菓子をいただいてお茶もいただいて・・・としているうちに、濃茶の大先生が突然やってきました。
私たちの先生も「はは~~」と平伏すような(大げさだけど、それくらいのお茶の世界では位(?)が高いらしいので)先生なので、先生がお茶席に入ると同時に私を含め私たち側の弟子た身内は席から外れます。
身内は同席せずに遠慮するということ自体、私一人だったら分からなかったかも。
ニコニコ笑いながら席に座ったまんまだったと思います。
その辺の加減がよく分からないですね。
そんなこと面倒といってしまえばその通りなのですが、私には昔からの日本の良さがこういうところに残っている気がしてとても好ましいと思いました。
アメリカではありえない気の使い方ですね〜(笑)


濃茶の先生や社中の皆さんたちが退室なさって、私たちも片づけを始めました。
掛け軸、花瓶、お点前の道具、タオルとかその他もろもろをしまいます。
掛け軸とかは何やら古い箱(筆で書いた銘入り)に入っていて、高価な様子・・・ 舌きりすずめのつづらのようなものに全て詰め込みます。
お茶碗などの割れ物はお道具屋さんがメインになって片づけ、サイドではよく慣れた先輩が手助けをします。
お茶碗などは水で洗って拭いてもすぐに片づけず、しばらく干しておくんだそう。
しっかり乾いたら箱に詰めていきます。

最後にご挨拶をして終了。

裏方のお話でした。
次回はお客様としてお茶会に参加した経験メモです。



by maropu21 | 2016-03-28 21:00 | 茶道 | Trackback | Comments(4)

『お茶を始めてみた』の話

20年以上前にちょこっとだけやった茶道をまた始めてみました。裏千家です。


まずは見慣れないこちらのご紹介。裏千家の今日庵(こんにちあん) in Kyotoから送られてきた「許状(きょじょう)」です。先生からお点前の奥義を指導していただくお許し状なので、これがないと今後のいろいろなお点前を教えていただくことができないの。
f0036603_2314846.jpg



お許状は、なーんとこんなにたくさんあります!Aお点前用、Bお点前用、Cお点前用・・・などお点前の種類だけあり、私が申請した中級修了までにこれだけのことを教えていただけるの。
f0036603_23142119.jpg



ひとつひとつのお許状には指導していただくお点前の名前が書いてあります。これらは外部には漏れていない奥義ばかりで、先生から弟子に直接教えていただく方法でしか伝えられないとっても重いモノなのよ。ただ最近はネットで情報が普及されているので、調べることはできるかもね。まぁ・・・この許状をいただくにはお金を支払わないといけないので、どこまで続けられるかという話にもなりますが・・・^^; 私でも続けられるぐらいだから、そんなに高額ではないのよ。確か3万円くらいだったと思う(ただ、同額を先生に包むので6万円くらい払った)。ただ、この中級までの指導は3年間で成されるのでそう考えると高くはないです。
f0036603_23143772.jpg



初級は一般的に本屋さんにも売ってるような内容。中級以降はヒミツのお点前です(^^)
f0036603_2315781.jpg



さて、むずかしいのはここまで!ここからはお茶の簡単なご紹介です!!

まず、お扇子。必需品です。いろいろな用途で使われますよ~。いつも帯に忍ばせておきます。そして先生に指導を受ける前のご挨拶のときには、必ず自分の膝の前にお扇子を置いてね。「薄茶の平点前のご指導、よろしくお願いいたします」と正座して手を前についてご挨拶。
f0036603_23155574.jpg



開いて使う場合もあるのよ。
f0036603_23161220.jpg



例えば、お月謝を先生に渡すとき。こうやって広げたお扇子の上にお月謝袋を載せて、90度ずつくるくる回して、正面を先生に向けてから差し上げます。先生は袋を取って、扇子をたたんで返してくれます。
f0036603_23162712.jpg



袱紗などは先生から最初にいただきましたが、その他ちょっとしたお茶グッズをそろえてみました。お茶碗とか柄杓とか。お稽古用なので安いものばかりで、全部で5000円くらい。家で復習ります。社中(=先生の教室のこと)では年は上から2番目のワタシですが、新米なので一番下っ端の弟子です。先輩たちのお点前を見ながら早く追いつきたいなー!(21歳の女子もいます、かわいいよ~笑)
f0036603_23153635.jpg



社中の弟子同士で、先生にお中元や何かの折のお祝いなどを差し上げることがありますが、その度に先生はお返しを用意して下さいます。これもその一つ。ひらぺったいコレ、いったい何??
f0036603_2317767.jpg



ちょいちょいといじると・・・こんな立体的な箱に大変身~~~。つぶれやすいお菓子などを入れてお持ち帰りするときなんかに使います。便利グッズだよ。
f0036603_23171593.jpg


うちの父も以前会社の関係でお茶を習ったことがあったのですが、こういうしきたり的なところが合わなかったようでした(^^; 私は昔から決まっているこういうしきたりは、ずーっと守っていくために必要だと思うので大好き!逆にうきうきワクワクします♪ 会社とかのヘンなしきたりはキライなんだけど(笑)
by maropu21 | 2012-11-21 18:00 | 茶道 | Trackback | Comments(4)